ハルカミライ
自転車のカゴの中に 財布置いたまんまで朝になってた 気付かれず無事だったけど 盗られて困るもんはいくつあったか? 免許証も保険証も 無くなってしまうのは当たり前に そりゃ嫌だけどそのカードに 俺の証明は託さない 優しさが俺を暴きそうになるその時 誤魔化そうとする俺はやっぱ あんまり認めたくはないが不器用なのかも 何人もの前に立って来れたのは たった一人に気付かされたから それなら俺の証明は 免許や保険証じゃなく あんたに託すよ 踏み出した右足は地球 踏ん張っても踏ん張っても 周回軌道の上 閻魔野郎も笑う一生もんのギャグでいい それでいい 真面目過ぎる俺へ 俺へ 季節にそれぞれの色があるように ないものもあってそれでいいんだろうな いつかこれより高い飯奢ってくれって 今日は俺が出すを続ける幼馴染は 終わらない約束だけをテーブルに残すんだ ずっと夢だったフェスに出れたぞって 自慢の連絡をくれる先輩は 明日はお前の番 頼んだぞって言葉 俺へ繋いだ 踏み出した右足は地球 踏ん張っても踏ん張っても 周回軌道の上 限られた一瞬 人知れず月の地平線を昇る 青い奇跡のように 気付けなくても一生もんの宝石かもしれないしな 真面目過ぎる俺へ 俺へ それから時々はバカ真面目に 伝えたくなる 君へ 混じり気ない数滴こそ その数滴こそ 喉潤す 混じり気ない数滴こそ その数滴こそ 喉潤す
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