羊文学
どうして?と聞けていたら変わってたこと 沢山あったよなあ、そうだよなあ あの日は透き通るほどの君の声に わたし、真っ黒な気持ちで負けてしまった アイスクリームは溶ける 少年は空を指差す あの雲は近づけば消えてしまうね 信号が青に変わる わたしたちいつまでも歩いてく あの嘘は消してしまおう いつからか眠ったまま クーラーの風が優しく頬を撫でる また目を閉じて アイスクリームは溶ける 少年が空を指差す光景は 夢の中、消えてしまうわ 高鳴って鼓動が走る わたしたち、急がなきゃ このままじゃ思い出も消えてしまう どうして?と聞けていたら 変わってたこと沢山あったよなあ そうだよなあ、わかってるよ わたし今もベッドの上で 泣いたりしなくても すんだこと沢山あったよなあ そうだよなあ わかってるよ 夏の日は今日も眩しすぎるわ