日食なつこ
白妙の雲いざ高く昇れ 及ばない僕のことを攫え 白旗を揚げる暇もなく日々はゆく 一度二度のコースアウトはご愛嬌のうち 当たり前に起きて寝てたまに泣いて生きてる 称えられることのない目まぐるしき人生 花のように軽やか 渚のように晴れやか 今はまだ聞こえない 透明な喝采 いつの日にか届きますように 仕方のないことは笑ってしまえ 及ばない僕のままで進め 当たり前に光も不幸も時と共に去ってく 悲しがることはない それこそが人生 稲穂のようにしなやか 胡桃のように柔らか 溢れ返る季節をすり抜けるように 人は道を歩むんでしょう What the colt learns in youth he continues in old age The same for me, and the same to you 当たり前に起きて寝てたまに泣いて生きてる 称えられることのない輝かしき人生 花のように軽やか 渚のように晴れやか 駆け抜けるその背に 降り注ぐ喝采 明日の僕が気づきますように 明日の君が気づきますように