竹原ピストル
鈍色の海を縁取りひしめく工場群。 痛ましいほど絶え間なく、果てしない律動。 散々、風に弄ばれた挙句、結局、雲のわずか手前で力尽きる煙突の煙。 列車は関節を軋ませながら、過去、現在、未来を事細かに縫い合わせる。 不発弾のような危うい気まずさに、やがて車窓から視線を引き剥がす。 俺はこの街の嘘を知っていて、この街は俺の嘘を知っている。 上手くやれるはずがないだろ。 あっかんべ、だぜ故郷。 当て付けのように痩せ細った雨。 青痣のようにぼんやり滲みゆく街並み。 片手に下げていた喪服を、ひそひそと胸に抱き寄せる傘の下。。 ここからだからこそ焦がれに焦がれた夢。 しかし、ここにいる限り叶えようがなかった夢。 故郷。。 俺はこの街を見放して、この街は俺を見放した。 ただいま、とでも言うと思ったかよ? あっかんべ、だぜ故郷。 俺はこの街の嘘を知っていて、この街は俺の嘘を知っている。 上手くやれるはずがないだろ。 あっかんべ、だぜ故郷。
曲情報 | |
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作詞 | 竹原ピストル |
作曲 | 竹原ピストル |
Vocal | 竹原ピストル |
Acoustic Guitar | 竹原ピストル |
Lap Steel Guitar | 高田 漣 |
Banjo | 高田 漣 |
Mandolin | 高田 漣 |
Bass | 伊賀 航 |
Drums | 恒岡 章 |
Percussion | 恒岡 章 |
引用 | STILL GOING ON |