TETORA
夜が来て 静まってく太陽に 逆らって うるさい道の一室 瓶ビールといつものれんこんを頼んで だんだん分かってきたつもりでいたけれど 話してる言葉一つで ちっぽけだと また痛感する 流れる歌が ここまでこいよって 言ってる気がして嘲笑ってるような 気がした 遠くから見ていた時とは違うくて ここに立つと いつも何か 不安になるんだよ 朝、固い服を着て どっかに行く大人を 横目で見ながら 空き缶を片手に家に帰る クズだなってこういう事を言うんだろうけど しんどそうな顔を見る方が かわいそうに思えてしまった 我慢をするたびに大人達は拍手をする 遅くになった時間の針なんか どうでもよくなって 今 今、息をしていたいと思った 遠くから見ていた時とは違うくて ここに立つと いつも何か 何か 不安になる 平日だというのに この夜はうるさいなあ それよりうるさくギターを鳴らした