TETORA
コンクリートに咲く小さな花にさえ 気づかなくなってく毎日 本日2回目 電車に乗って 窓の外 小さな手が振る ガラスには情けない顔 本当の心 ポケットの中に詰め込んで 平気のフリして澄ます毎日 無情な顔したあなたは ぼんやりとしたようで 目が合った 瞳の中何を思う 私は行く どこまでも 歩く 歩く ありったけの身体中の水分が 目の奥から溢れてく 私達 何も変わってないね 変わってないね じゃあ何で溢れるの? こんなまんまで 滑り台の下の小さな花 それでずっと遊んでいたような 私は行く いつまでも 進む 進む ビルが赤に滲む ドキドキが変わらない? 今年も桜が綺麗だね シワだらけの手を掴んで よく歩いてた線路沿い ずっと何も変わってないね 変わってないね 変わってないな 電車の外 小さな手が振る ガラスには 情けない顔