TETORA
こんなのじゃ 悲しんでるみたいじゃないか 悲しくはないのに 悲しくはないのに 家具になってしまったキーボードに 電源をつけた 奥に追いやられてた楽譜 1ページめくるごとに ホコリは舞う 君に教えるのが好きだったんだ ピアニカの授業だけ君を馬鹿にできた もう 弾けないけどね こんなのじゃ 悲しんでるみたいじゃないか ずっと一緒にいたのに ずっと一緒にいたのにな このままがいいなら このままじゃダメだったのに 時間は 白々しくすぎていくね いつもの朝じゃないか 横に何も見当たらないのに いつもの朝じゃないか 何も変わらないじゃないか バイト終わり 本当の事言えてたら どうなってた? 簡単な事程出来なくなってるね 「うん、私もそう思ってた」 もう嘘しか言えなくなってた もう、嘘しか言えなくなってた