オペラ劇場・『嗚呼それが我が宿命』

フジ
「おおマルゼン教えておくれ 君を振り向かせるその名を」
マルゼン
「あのお方は太陽 あまねく世界を照らす者」
「そう その名は」

オペラオー
そ・れ・は
テイエムオペラオー
讃えよ テイエムオペラオー
この世で最も 強く 美しく
華麗な 光を
無限の愛をあなたにも それが王の
テイエムオペラオーのさだめ
テイエムオペラオー

マルゼン
「オペラオーさま」
「あなたにとって私は 幾万の内の一人」
「でも私には たった一つの輝きなの」
フジ
「おまえにはわかるまい 彼女の悲しみが」
「今こそ取り戻そう その笑顔」
「決闘だ！」
マルゼン
「やめて フジ」
ファル子
「そうよ お兄様」
「愛のため でもファル子は心配だわ」
フジ
「私を心配してくれるのかい妹よ」
ファル子
「いいえ オペラオーさまが心配なの」
マルゼン
「そうよ オペラオーさまが心配なの」
フジ
「妹よ おまえもか」
「二人の愛はこの手で取り戻す！ 戦え 愛を賭けて」
オペラオー
「ボクはなにも拒まない 愛も決闘も すべて それが」
「テイエムオペラオーのさだめ」

ファル子
なぜ 争わなくてはならないの
マルゼン
私の美しさが 罪なのね
マルゼン・ファル子
私のために争わないで

ファル子
「ファル子のせいだもん」
マルゼン
「チョベリバ私よ」
ファル子
「ファル子！」
マルゼン
「私！」
ファル子
「ファル子！」
マルゼン
「私！」
オペラオー
「やめるんだ！」
マルゼン・ファル子
「！」

ファル子
争いは愛を 生まない
お互いを受け入れる心
それが愛なのさ
フジ
私の刃さえオペラオーさまは
受け入れてくださった
それはまさしく 愛
オペラオーさまの無限の
全
愛

全
テイエムオペラオー
讃えよ テイエムオペラオー
この世で最も 強く 美しく
華麗な 光を
無限の愛をあなたにも それが 王の
テイエムオペラオーのさだめ

オペラオー
「大成功じゃないか！」
ファル子
「なんか納得いかない！」
フジ
「まぁいいじゃないか、たまには」
マルゼン
「次は私が主役ね」
ファル子
「あー！ずるい！」
オペラオー
「はーっはっはっはっ！」