シシド・カフカ
知らぬふりをして 道を訊いてみました 彼女に ぬるい 優しさで 髪を 撫でる あなたが 好きだよ今は 嘘はいいよ ねえ 疲れるから もう少し早く 逢えたとして 二人は恋に 落ちていたかな 抱えるものが そう 違っても あなたが全て 棄てたとして 二人の恋は 続くのかな 彼女は太陽 私は月 はじめからずっと 夜に 紛らわす 恐さ 不器用な手で 朝を遮る 濡れた髪は そう もう直き乾く 二度と戻らない 時間(とき)を捧げ 『幸せ』の意味を 見失って それでも 何故だろう 終われないね あなたがくれる 温かさが 私を一番 孤独にする 月には月の 輝きかた みせてあげるから すべて 分かっている ひかりを守る為の 恋でしかない事 「どういたしまして」と 微笑んだ 彼女は何も 知らないまま 生きていく ねえ もう少し早く 逢えたとして 二人は恋に 落ちていたかな 彼女が消えて ああ 夜が来る あなたが全て 棄てたとして 二人の恋は 続くのかな 彼女は太陽 私は月 これからもきっと