ナイトメア
いつから此処にいたのだろう 欠片はみつからず 泣き狂いそうなほど 白く ただ静かだね 誰もいない 此処は無の地 静かで寒い かすかに君の顔だけは 遠く 見えるよ やがて この記憶も 白く塗り替えられるのか あれからすべてが止まった世界で 記憶に囚われて 何度も何度も繰り返すヴィジョン 同じ数字を刻む 葉は枯れて粉雪が落ち 季節は変わる 時間に流され僕はもう そこにはいない? やがて この記憶も 白く塗り替えられるのか こんなに鮮やかに残る君を どうして消せるだろう もう二度と届かない透明な声で 叫び続ける思い あれからすべてが止まった世界で 記憶に囚われて 何度も何度も繰り返すヴィジョン 終わりのない終わり たとえば、この時間が動き出すとき この目は見えるかな しゃがれたこの声は届くだろうか 最果ての地で想う