青空と黒い猫

ASIAN KUNG-FU GENERATION

歌詞

彼は手のひらを前に差し出して
溢れ出る透明を少し汲み取って 喉を潤して
深く ひとつ息をする
それは東アジアの朝方の風景
捨てられた黒猫の様な彼だって 喉を震わせて
自分以外を呼んだんだ

嗚呼 傷ついた兵士も
物乞いの坊やの暮らす路地も そう
届かなくても 交わらなくても
空がいつもと同じ青さをたたえていたって
誰の身体もいつかなくなって永遠はないのだろう
それだって 君の魂とどこか繋がっていたいと僕は思う

何もなくて 不安で
胸の奥を掻きむしるような日々も 彼は生きて
目を開いて振り絞るように生きて
それはきっと僕だ
それはきっともうひとりの僕だ
或いは君自身だ

嗚呼 些細な嘘も 繊細な君が泣き暮れても
届かなくても 交わらなくても
空がいつもと同じ青さをたたえていたって

誰の身体もいつかなくなって永遠はないのだろう
それだって君の魂とどこか繋がっていたいと僕は思うよ
そう願うよ

いるの?
あるの?
想い描いているよ

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曲情報
作詞
後藤 正文
作曲
後藤 正文
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