ウェザーリポート

BUMP OF CHICKEN

歌詞

雨上がり差したまんま 傘がひとつ
決まり通り色を踏んで 濡らした紐靴

マンホールはセーフね 帰り道で
いつも通り傘の中 笑顔がふたつ

何も言えないのは 何も言わないから
あんな事があったのに 笑うから

あなたの その呼吸が あなたの心はどうであれ
確かに続く今日を 悲しい程 愛しく思う

いつもより沈黙が 耳元で騒ぐ
次に出る言葉で 賭けをしている様な

夕焼けに差したまんま 傘がひとつ
見慣れた横顔 初めて見た様な

傷付いたその時を 近くで見ていた
この目の前でだって 笑おうとするから

あなたの その笑顔が 誰かの心を許すなら
せめて傘の内側は あなたを許して どうか見せて欲しい

触れないのが思いやり そういう場合もあるけど
我ながら卑怯な言い訳 痛みを知るのがただ怖いだけ

最終下校時刻の チャイムが遠く
車屋の前の交差点で また明日 じゃあね

国道の川を渡って やっぱり振り向いたら
マンホールの上に立って 傘がくるくる

あなたの あの笑顔が あなたの心を隠していた
あの傘の向こう側は きっとそうだ 信号は赤

あなたの その呼吸が あなたを何度責めたでしょう
それでも続く今日を 笑う前に 抱きしめて欲しい

抱きしめに行こう

車屋の前の交差点で ショーウィンドウに映る
相合傘ひとりぼっち それを抱きしめた

自分で抱きしめた

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収録作品
COSMONAUT
2010/12/15
CD アルバム
ウェザーリポート
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