座礁人魚

日食なつこ

歌詞

陸にも上れず、王子とも結ばれず、歌も歌えず、
うたかたと消えた童話の人魚の最期は 純白すぎる理想像

甘い海水、魔女の小瓶、最期はナイフを手にした人魚と
生まれてから今日までずっと手ぶらのあたしとは大違いさ

儚く生きる人魚のような あの子に恋したきみと それに気づいたあたし

泡にすらなれそうもない
きみを愛した現実は 焼け爛れるような高熱に苦しむだけの病だった

さざ波のようなレースのカーテンの向こうに、
透けて見えてしまった秘密の小箱を
ひっそり一緒に開いて笑うふたりは 水底で転がる真珠のようさ
あたしの心に刺さる赤い珊瑚の棘

人魚だって人に逢瀬叶うものと叶わないものがいる

泡にすらなれそうもない
きみを愛した現実は 焼け爛れるような高熱に苦しむだけの病だった

泡にすらならなくてもいい
きみを愛した代償は焼け爛れるような幸福だ
蒸発していく座礁人魚

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曲情報
作詞
日食 なつこ
作曲
日食 なつこ
Vocal日食 なつこ
Piano日食 なつこ
Drumskomaki
Guitar永田 "zelly" 健志
引用鸚鵡
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