石崎ひゅーい
これは恋の1ページ目なんだ 今日をめくらずにもっと盲目になればいいんだよ 口は勝手にダンスをするけど 君は騙されていればどんどん可愛くなるから 法定速度ギリギリの速さで運命感じて 一生分のトキメキを使い果たしてしまえ リップクリームを塗っても 過去の誰かを思っても この唇がすべて奪い去ってしまうだろう 君はお月様じゃない 君はダイヤモンドじゃない 君は赤いバラでもない 僕だけのもんさ 抱きしめていいかい?返事は? 恥ずかしそうにしてないで ちゃんとこっちを向いてごらん 君の住む場所は僕の瞳の中にあるから ひとりぼっちにしないから シャワーを浴びて着替えてさ 明かりを消したらきっと二人は一つになれる 僕に病み付きになって 僕に夢中になって 僕の虜になって 裸になるのさ 僕の右手が夜を愛撫する 神様の悪戯みたいに首筋をなぞるんだ、 どんな星座が良いか決めておいてくれないか? ああ革命前夜、東京湾に打ち上げられたクジラみたいに 君のピアノが狼煙をあげる これはゲームじゃない、歴とした戦いなんだよ 織姫と彦星でもアダムとイブでもきつねとたぬきでもない 今ここにいるのは、ただの君と、ただの僕、 声をもっとシャープさせてごらん 次のページはこの夜更けの向こう側にある 君はもうこう答えるしかないだろう 「YES」 銀河の渦の端っこと地球のビルの隅っこを 行ったり来たりしながら気持ち良い場所を探そう 幸せそうに眠るから絡めた指をほどいたよ ほっぺにそっと触れながら何度もキスをしたさ 君はお月様じゃない 君はダイヤモンドじゃない 君は赤いバラでもない 例えようがない 僕に病み付きになって 僕に夢中になって 僕の虜になって 裸になるのさ 君が美しくなるなら僕は20分でも30分でも1時間でも待つよ しかしながら僕の指先は君のダイヤを狂わしてしまったみたいだ 山道で迷ってしまったはとバスの窓から見えた一面のラベンダー畑 朝露に濡れた蕾が煌煌と輝いてた 誰もいないプラットホーム、僕を感じるだろう? 産声を上げたばかりの愛を抱きしめる事に罪悪感を感じるなら 僕がその罰を取り除いてあげる、 大丈夫だよ、君はそれを逆さまにしてこう答えればいいだけさ 「YES」
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