KANA-BOON
街がまた生まれ変わるように模様替え 表情を変え 足早に過ぎ去る季節 昨日今日でもう違った顔で 僕らただ置いてかれぬように心の衣替え 新しいコートはあまり似合ってません 雪やこんこん 霰やこんこん 降っては降っては降り積もる 空気はどんどん 眺めはどんどん 白く染まり きらきら 何回も もう何回も 見慣れた景色に新しい足跡をつけて 燦然と光る日々へ繋がりますように 淡い願いだけ抱いているよ 君はまだ雪の下 種のようなもの 芽吹くまでもう少し時間がかかります きっともうちょっと待てば 雪やこんこん 霰やこんこん 降っても降っても降り止まぬ 空気はどんどん 身体はどんどん 冷えるけれど それでも 何回も また何回も いつかは迎えに来る春の足音を待って 燦然と光る日々へ繋がりますように 強い期待だけ抱いて眠ればいい 浮かれる犬のような純情な気持ちでいたい 丸まる猫のような気長さでいたいな けれど気がつけば今日も追われ 終わらない冬の中 雪解け 壁掛け時計を眺めながら待つのさ 何回も もう何回も かじかんだ手の先 それでも触れるまではまだ 何回も また何回も いつかは迎えに来る春の足音を待って 燦然と光る君に出会えますように 期待と願い抱いているよ